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島帰りの秀島です

二週間のおやすみ、どうもありがとうございました!

今回、さてどこへ行こうとしばし考え、
あたたかいところがいい→だったら南だ→
ずっと前から一度やってみたかったこと?→
水牛車に乗って海を渡りたい!

てなもんで、石垣島を拠点に、八重山諸島を旅してきました。

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石垣島からフェリーで竹富島、西表島、そして由布島と
進路を、西へ、西へ。ゴ――ウェ――ス―ッ♪(カビラさん風)

それぞれの島に美しさと温度がありました。

石垣島では、こんなに美しくていいんですか川平湾!?(いいんです!!)、
ヤシの原生林の中に入れば「魂の木をまもるのだ!リンクせよ!」と、ひとりアバター脳内上映。

西表島では山猫の看板に「ワイルドな顔つきだわ~♪」感動し
(実物は夜行性なので見られず。そりゃそうか)、
日本最大のマングローブ林では
ニョキニョキと水面から細長い根っこが顔を出す光景に「なんか怖い」とおののき、
念願の水牛車に乗って海を渡った時は、
「幸せだ~どうかこのまま時よ~止まってくれ~」とガラにもなく本気で願ったり。

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西表島の砂浜から目の前に浮かぶ小さな由布島へ。
遠浅の海をムサシくん(2歳オス。右へ右へとスライスしていくクセ有り)のんびり運んでくれました。
昔から人々の暮らしを支えてきた水牛たちに敬意を払って…。

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…でも、あまり払ってないように見える…。ごめん!

今回、ガイドブックやネット情報には頼らず(持ってなかっただけ)
何から何まで地元の人たちに聞きまくりの旅でした。

シマンチュは人なつこくて、やさしい。
タクシーの運転手さんも例外なく。
島料理を食べようと(毎食そうでしたが)行き先を告げたお店も、
「んー、お客さん、その店はどっかなぁ~!?私のオススメはねぇ~」
と本気でアドバイスしてくれたり。
家族や、選挙や、地元の誇り八重山商工野球部の今年の戦力まで、
聞き始めたら、車中はもう徹子の部屋、のんびりバージョン。

手をヒラヒラさせて踊るカチャーシーも初体験。
ゆったりした空気が一転、明るい島唄に変わると、
「さ~、一緒に踊るさ~!!」とニコニコ顔で誘ってくれます。
「初めてですけどいいっすか!?」と大喜びで参加しましたよ。
島のオジーオバーと、同じリズムと歌詞を共有していることがうれしくて。
三線、泡盛、合いの手(「サーユイユイ」)。三拍子そろえば汗ビッショリでした。

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本島に住むシマンチュ友達に
「今まさに命の洗濯してるよ!おっさんっぽい表現でごめん!」
と大興奮でメールをしたら、
「全然!言い方としてバリバリ正しいよ~」との返事が。

え、どういうこと?

「戦後、食べるものも希望もない時代に、
沖縄の唄者が『命のお祝い…ヌチ(命)ヌ(の)スージ(お祝い)』と言って、
生き残れたことをお祝いしよう!
アメリカに負けないで頑張って生きていこうじゃないか!
という意味をこめて歌い、沖縄の人たちを励ましていた歌や語りがあったんだって」。

そうか。命をいつも意識しているからこその島ことばか。
島の過去、人々の思い、移設問題で揺れる今のことも考えました。

店の壁に貼られたステッカーに書かれていたのは
「すべての武器を楽器に」。
あぁ全くもってその通りだと心から思った南の島の夜。

こころとからだ、全部まるまる洗ってすっかり健康になりました。
グルーブラインは月曜日から復帰します!!
この春も気合い入れていくさー!!

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東京に帰ってからも余熱がまったく冷めず、
父オススメの「男はつらいよ ハイビスカスの花」を見ながらグッときたりしてます。
寅さんってば沖縄でも腹マキ姿!そりゃ暑さで倒れるって!

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「応援します!女子のアウトドア」雑誌『ランドネ』最新号が出ています。

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撮影は一年に一番寒い二月の半ば。
北風に容赦なく吹かれるたびに、
ギョエー!!と情けなく反応、ちょっと切ない表情になりました。
その後の写真は、あったかいごはん(写ってないけどタイカレー)を前にしてゆるみすぎだから!
あまりの変わり身の早さに「分かり易いやつ!」と自分でツッコミ。

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