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目白

学生さんが行き交うアカデミックな街、目白。
何か新しい事を始めたくなって、着付け教室を取材してきました。

着物取材目白.jpg

ある程度は自分でもできるかなぁと甘く見ていたのですが、全くもって無力。
「帯を巻きますので、ここでぐるっと回ってくださいね」
「ア~レ~!!(逆バージョン)」
先生の鮮やかな匠の技に、すっかりまな板の鯉状態。

鏡をおずおずとのぞくと、自分が自分じゃないようで
照れくさくて、こそばゆくて、緊張します。

所作も言葉づかいも、いつもと違う別スイッチが入った気分。
形から自分をガラリと変えてみると、街も違って見えるようでした。

切手博物館.jpg

ところで。
子供のころ切手を集めてたんですけど、
今はすっかりその過去を封印というか、オトナになって、忘れていたんですよね。
でも、今回、目白の「切手の博物館」を訪れ、その火、再燃。

切手を好きな理由は、まず何はともあれ、きれいだから。
そして、時代や文化をリアルに表すから。

たとえば、写真右上のフィギュアスケートの女の子が印刷された青い切手。
お店のおじさんは、1949年モノって言ってたっけ?
衣装も、まだスカート長めでもっさりしていて。
浅田真央ちゃんのような、シャープな感じはまったくない。
それが味があってまたよし。
額面5円。うん、時代だねぇ。

自分が生きていない頃の日本はもちろん、
行ったことも、見たこともない国で、
人々が使っているものが手に入るんですよ。
これを浪漫といわずに何と呼びますか。ねぇ?

たとえば、モザンビークの切手ってどんなものだかサッパリ見当つかないですよね。
こちらには、電気自動車をデザインしたものがシートで売ってました。

新しい切手は、ほとんど額面通りの値段で買えます。
うれしい事に、使用済みのものは、30円ぐらいから。

博物館の一階には、切手商の方達がそれぞれお店を出しています。
コレクターたちが黙々と、古切手を選んでいる姿は、
なかなかストイック&マニアックな世界。
私なんかは「ついに同士を見つけた!!」と、嬉しくなりましたけどね。

その後、嬉々としながら、お気に入りを選び抜き、超長居。
閉館時間までねばってしまいました。
毎月23日はふみの日で入館無料なんですって。
また行かねば。