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燃え殻さんとFMヨコハマで深夜の生放送

ツイッター上にふいに現れるその文章に、
静かに心が騒いでしまう、「140文字の文学者」こと燃え殻さん。

地元である横浜で、生放送の深夜特番をご一緒します。



6月14日(木) 日付変わっても、木曜日の続きのような深夜3時。

真夜中に、この空の向こうに、誰かが一緒に起きているという
ラジオの原点のような、ひそやかな共有感覚。

そんな時間帯に、
番組のタイトル「あの小説の中で集まろう。」とあるように、
一人一人がいろんな思いを持ち寄れる場になればいいな、と思っています。

番組では、あなたのおすすめの小説、「この一冊」を今から募集中。

「こんな時におすすめの一冊」、「あの頃読んでいた思い出の本」、
「人生が変わった一冊」などなどレコメンドしてもらったり、
「このシーンはグッときます」と、燃え殻さんとあなたと一緒に語り合えたら素敵です。

お勧めの小説(本ならオールジャンル大歓迎)や番組への投稿はハッシュタグ
「#あの小説」をつけてツイッターでつぶやいてください。

140文字以上のメッセージは1999@fmyokohama.jpまでお待ちしております。

『あの小説の中で集まろう。』
FMヨコハマで6月14日(木)深夜3時?朝6時、生放送です。

さてはて、一体どうなるのか。
私自身も今からドキドキですし、それ以上に楽しみでもあります。

…ということで、「おすすめの一冊」ってことで、私からもひとつ。
やはり、このベストセラーを。


【今日のオススメの一冊】

燃え殻さんがテレビの美術制作の仕事をしながら初めて書いた小説
「ボクたちはみんな大人になれなかった」。



「ああ、あの頃の音楽…あの街でのあの空気感…!」と、
主人公の心情はもちろん、
すべての要素を照らし合わせるような気分で、
寝る前にすこしずつ、味わうように読みました。

「忘れられない別れ」というものがきっと誰にでもあって、
その瞬間に引き戻されては、心のみぞおちを断続的につねられるような感覚。

時間というフィルターがかけられると、
ガムシャラで必死でかっこ悪かったあの頃も、
振り返ると甘さもにじみ出てくるように感じます。

私も少しは大人になったのかなあ…と余裕で読み始めても、
けど待てよ、思い出すとヒリヒリするこの気持ちはなんなんだ?と
戸惑いと、心もとなさと、もろもろ勝手に重ね合わせては、泣いてしまう小説です。

時間は巻き戻せないけど、
「なんてまっすぐでアホだったんだ自分!」と
あの頃の自分をまぶしく感じて、少し許せるような、
愛おしい大人の青春小説でした。


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インスタグラムもやっています @hideshimafumika



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