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初めてのチロルで… [ベルギーでの暮らしとヨーロッパの旅]

チョコでしか知らなかったチロル地方へ…

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20年ぶりにスキーに行って来ました。
(ちなみにチロルチョコ、発売当初は三つ山だったとか→チロルチョコのひみつ

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スキーをするのは、長野オリンピックにボランティアで行った学生時代以来。
白馬のスキージャンプ会場、MCはDJ TAROさん、私は通訳でした。
原田選手の笑顔が素敵だったなー。
葛西選手も船木選手も、いつでも誰にでも気さくで謙虚で、
スタッフみんなで大ファンになりました。

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ちなみに、朝食の際に作ったヌテラサンドを雪山に持って行ったら
凍って板チョコのようなパリパリ食感になりました。
美味しい冬のおやつにオススメです。

オーストリア、チロル地方のスキー場には、
ヒゲもじゃもじゃの上級者おじさんから、
小学生くらいの孫を教えているお達者おばあちゃま、
お父さんのスパルタなレッスンにキレる思春期男子まで、
ありとあらゆるタイプの人間ドラマが繰り広げられていました。

さて、私はというと、久しぶりに板を履いてもヨチヨチだったので、
子ども用ゲレンデにて、ずっと娘と一緒。

スクールの先生が「PIZZA!!」と叫ぶので何かと思っていたら、
「ボーゲンして」という意味でした。
なるほど、両足でスライスピザの三角形を作る、ということですね。

専門用語じゃなくて、いかに分かりやすい例えに言い換えるか。
ゴルフスイングで言う「チャー・シュー・メン!」的な?(違うか)
何はともあれ、ちょっと目からウロコでした。

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子ども達の笑い声(&泣き声)、
雪のキュキュッという音が聞こえる静かなゲレンデ、良いものですね。

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食堂で頂いたこってりグーラーシュスープが、お腹に沁みて美味しかった。
お肉とパプリカ、クリームたっぷり。
しっかり味付けされたオーストリア料理は、寒い時に体の芯から温まります。

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車の中で聞いていたチロルFMから、バーシアの「Half A minute」。ナイス選曲。
その後、ワム!の「Wake Me Up Before You Go-Go」が聞こえて来て、
ジョージ・マイケルの明るい歌声に少し切なくなりました。


高田純次のセカイぷらぷら

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今週は、「ベルギーといったら!」の名物料理をご紹介します。
純次さんのピリッとした一言リアクションもどうぞお楽しみに。

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BS12「高田純次のセカイぷらぷら」
毎週日曜よる9時ー(随時再放送)



【ナレーション担当中】

NHK BS1 「挑戦者たち」
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1月8日(日) 午後4時20分~ 午後4時30分
「金丸悠~レーシングドライバー/スペイン」

4歳でカートレースを始め将来は「F1ドライバー」になると決めていた金丸選手。
13歳で単身ヨーロッパに渡り、さまざまなカートレースに出場。
17歳でカートレースの世界最高クラスで日本人初の優勝を飾り、
翌年、フォーミュラー・デビュー。もはやF1まであと一歩…。


1月8日(日) 午後4時30分~ 午後4時40分
ハンドボール 石立真悠子/ハンガリー

ハンガリーの1部リーグでプレーする石立選手。
全日本の司令塔として活躍した彼女が目指すのは、
ヨーロッパのカップ戦での日本人初の優勝。
指導者としての夢のために経験を積む姿も追いかけます。


英語で読む村上春樹

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今夜は「ハルキをめぐる読みの冒険9」(再放送)
評論家の栗原裕一郎さんをスタジオにお招きし、
村上作品の魅力についてお話を伺います。
ストリーミングでも聞けます。お好きな時間に何度でもどうぞ。




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ベルギーのお正月 [ベルギーでの暮らしとヨーロッパの旅]

あけましておめでとうございます。
わが町、古都ゲントは静かでおだやかな年末年始です。

年越しそば的なものはありませんが、
今朝スーパーで後ろの列に並んだマダムがシャンパン3本買っていました。
近所の川沿いでは、今夜、バンバン花火が打ち上がるみたいです。

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2016年も色々とありましたが、
なんと言っても1番の出来事は、ベルギーにやってきたこと。

昨日は、その時のブログを読み返していましたが
(「ベルギー暮らし、始まりました」5月30日付)
まるで昨日のような、遠い昔のような、不思議な感覚です。

渡航前は、テロのニュースに胸が痛みました。
「果たして大丈夫なのか…?」と、夫と何度も家族会議を重ねました。
出した結論→「必要以上に不安をふくらませず、とはいえ、必要以上に強がらず」と
実際に現地に来てみたら、驚くほど、穏やかで平和な暮らしが待っていました。

日々、ベルギーの地元の人たちの優しさに感動しています。
先日は大きな買い物袋を両手に持って停車中の路面電車に乗ろうとダッシュしたら、
通りすがりの女子学生さんが(自分が乗らないのに)、
笑顔でドアの開閉ボタンを押して待っていてくれました。

娘と歩いていても、一人でスーパーで買い物をしていても、
「いいな、自分も真似したいな」と、
小さなやさしさのお手本を見せてもらっています。

新しい社会、初めての仕事など、
何かこれまでと違う世界に足を踏み入れるとき、
「こわい」と思うのは、当たり前なんだなと思い出しました。
むしろ本能として備わっているものなんでしょうか。。。(それともビビリな私だけ?)

でも、一歩踏み出してみると、まったく知らなかった世界が広がっているし、
やっぱりこわい!と思ったら、来た道を引き返せばいいのだし、
一度しかない今ならば、なんでもやってみるものだなと、
この歳になっても、改めてしみじみ感じることができました。

新しい出会いもありましたし、仕事も広がったし、
おかげさまで心身ともにとーっても元気です。

ということで、今年はまたひとつ新しい挑戦を考えています。

年末からそのスタンバイで、あたふたしましたが、
ラジオやテレビや様々なところで応援してくださる皆さん、
そしてもちろんこのブログを読んでくださる皆さんに、
また新しい形でお会いできることを楽しみにしています。

3月の本帰国までいろんなことを吸収して、ネタもため込んでおきますね。


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年末は、友人家族とパリへ行って来ました。
大人4人&子ども4人のガヤガヤ遠足。

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地下鉄のタイル画でみたマティスの「ダンス」のように、
終始こんなテンションでしたよ(ハダカにはなりませんでしたが…)。

今年も、目が回る速さで吸い込まれるように、
あっっと言う間に毎日が過ぎてしまうと思います。

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そんな中、
たまにはゆっくり歩いて景色を楽しんだり、
時には全速力したりと、
毎日を味わい尽くしていけたら。

引き続き、見つけたもの、感じたことを、一緒にシェアしていけたら。

いつも応援してくださる皆さん、改めて、心からありがとうございます。
新しい何かが始まりそうな予感の2017年。
どうぞよろしくお願いいたします。

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お疲れ様です、クリスマス [ベルギーでの暮らしとヨーロッパの旅]

年末最後のNHKロンドン出張でした。

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ユーロスターの冬服コートの後ろ姿が、男性も女性もかっこいい。

年内最後の収録終了後、
スタッフおすすめのフォーを食べに繰り出します。

お洒落エリアとして急上昇中のショーディッチの中心地、
ベトナムレストランがずらっと並ぶ Kingsland Road通り沿いの角にある
Song Que Cafeへ。

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フォーがオススメだって言うのに、
ランチメニューを眺めながら好奇心に負けて、
想像がつかないお料理を頼んでしまう人間なのでした…。

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STIR FRIED CHICKEN W/ BLACK BEAN SAUCE & CHILLI


帰りはロンドンバスで駅まで。

今更ながら、初めて二階の一番前に座れて、子供のようにテンション上がります。
この特等席から眺めるロンドンの街は、
珍しく顔を出したお日様に照らされて、飴色に輝いて見えました。

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街はクリスマスセールで賑わっていました。
「ギフト、どうしよう…?」と焦りが顔に出ている人たち多数。

私といえば、ちょっと仕事がドタバタ取り込み中で、
今回、買い物はあきらめて、駅前の図書館へ向かいます。

足を踏み入れると、師走の喧騒を忘れる、静かな空間。
ツリーもちゃんとありましたよ。

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重厚なテーブルに座ると、案の定、位置が高い…

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学生さんはノートパソコン。
おじさんはノートとペン。
老若男女、それぞれ黙々とやるべきことをやっている姿に、
浮かれ気分も吹き飛んで、キリリと身が引き締まりました。

フワーっとあくびをしながら伸びをしたら、天井が見事。

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いままさに勉強している人、仕事している人、頑張っている人にメリークリスマス。

ベルギーではそろそろ夕暮れ。
クリスマスイブが始まります。


高田純次のセカイぷらぷら

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今週はベルギー定番の調味料をご紹介します。

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純次さんのピリッとした一言リアクションもどうぞお楽しみに。


BS12「高田純次のセカイぷらぷら」
毎週日曜よる9時ー(随時再放送)



英語で読む村上春樹

2016年最後のお話は、誕生日にまつわる短編「バースデイ・ガール」。

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二十歳の誕生日を迎えた主人公の女性。
アルバイト先のイタリアンレストランで何かが起きる予感。

「オーナーが食べるのは常にチキンだった」

****************

ナレーション担当中

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NHK BS1 「挑戦者たち」
12月30日金曜 午後0時30分~ 午後0時40分


国境を越えサッカー王国スペインで指導者として歩む日本人、白石尚久41歳。
現在下部リーグに低迷する伝統的なクラブ復活のため、
映像と知恵を武器に導く姿に密着します。



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ベルギーで日本食を食べてみた [ベルギーでの暮らしとヨーロッパの旅]

いつもの教会前の広場に
クリスマス期間限定の移動式観覧車がやってきました。

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設営していくお兄さんたちの手際の鮮やかなこと。

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広場のベストスポットにあるマクドナルドの二階から
一日中ずっと見ていたかったなー。

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ここには「デニーズ」のようなファミリーレストランがありませんが、
ベルギー人家族に教えてもらったパスタ屋さんが、ちょっと近い感じでした。

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看板メニューは、ニンニクとチーズたっぷりのミートソース。

「アルデンテ」という概念に真っ向から勝負して(?)
「おそうめんですか?」ってほど茹で上げた細い麺がこちらの主流。

たっぷりかかったチーズをぐるぐる混ぜてソースに溶かして頂きます。
S、M、Lとあり、家族3人でMを2つを頼んだら「あちゃー!」なボリュームでした。

週末の昼下がりに行くと、先に3組が待っていましたが、
お客さんもさっと食べてさっと出て行くラーメン屋さん的回転率。
お買い物帰りの学生さんも多いのですが、家族連れも続々と入ってきます。

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ベルギーのレストラン、お料理が来るまでの間に、
子どもにぬり絵が出てくるんですよね。

クロスワードパズルはオランダ語だったので、
大の大人2人とグーグル翻訳とを巻き込んでの長期戦になりました。


ベルギーの地元グルメといえば…

高田純次のセカイぷらぷら

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私が住んでいるベルギー第3の都市ゲントで、今回はランチタイムにぷらぷら。
ふと出会った現地の女子高生のお弁当をチェックしつつ、
ベルギーの人たちに大人気のお寿司についてもレポートします。

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「え? そうやって習ったんですか…?」

BS12「高田純次のセカイぷらぷら」
毎週日曜よる9時ー(随時再放送)




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師走のベルギー、ぷらぷらしてます [ベルギーでの暮らしとヨーロッパの旅]

影が長く伸びていますね。

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寒い北風が吹いていますが、
近所の公園では、相変わらず子供たちが元気に遊んでいます。

ブログにも何度も登場しているアニマルシェルターのサポーターお散歩クラブ。
今回、娘と一緒に歩いたのは、ダルトンくん、年齢不明。

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ヒモにもまだ慣れていない様子でしたが、嬉しそうにずっと駆け回っていました。
濡れた落ち葉でお腹の毛が泥んこになってしまった姿もまた可愛い。
はやく優しい里親さんが見つかるといいね!


高田純次のセカイぷらぷら

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今回は、私が住んでいるベルギー第3の都市ゲントをご案内しましょう。
中世の歴史を残すこの街が誇る、とあるシンボルとは…?
これだけのものが街のど真ん中にちゃんと残っているのは、
世界でも珍しいそうですよ。しかもその内部には…? 
今回はちょっとしたクイズも。純次さんもお答えください。

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BS12「高田純次のセカイぷらぷら」
毎週日曜よる9時ー(随時再放送)


ベルギーといえば、こちらの連載も。

【雑誌掲載】

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雑誌「momo」にて、小さな連載を書いています。

「世界各地からの子育て便り」
いろんな土地のいろんな文化を、子育て中のお父さんやお母さんが連載するコラムです。

今号のテーマ「記録を残す」について、私もベルギーでのお話を。
今年はどんな写真が撮れましたか?
大切な思い出をあなたはどんな形で残していますか?


英語で読む村上春樹

2016年最後のお話は、誕生日にまつわる短編「バースデイ・ガール」。

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二十歳の誕生日を迎えた主人公の女性。
アルバイト先のイタリアンレストランで何かが起きる予感。

日本では、法的にも、気持ち的にも特別な意味を持つ二十歳という年齢ですが、
あれあれ、海外では認識が違うようですよ。

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確かに、ドイツのお店で見かけたバースデーグッズも、20ではなくて18でした…


追伸。
来週、とんぼ返りですが仕事で東京に帰ります。
師走の渋谷、慌ただしいんだろうなー。
久しぶりにお刺身でも食べながらひとり忘年会したい気分…(はっ、心のつぶやきが!!)



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高田純次のセカイぷらぷら、今週は「王様のお味」。 [ベルギーでの暮らしとヨーロッパの旅]

高田純次のセカイぷらぷら

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ベルギーを現地からレポートする5分コーナー、お届け中です。

前回は、ベルギーの国民食、フライドポテト(現地の人はフレンチフライとは言わない…)
たくさんあるソースの中から、「サムライ味」なるものをご紹介しました。

第3回目は、世界最古のショッピングアーケードで「王様が見初めたチョコ」のお話を。

BS12「高田純次のセカイぷらぷら」
毎週日曜よる9時ー(随時再放送)



英語で読む村上春樹

先日「村上春樹、本格長編を2月に発刊!」のニュースも話題になりましたね。

英語版は誰が訳すのか、注目したいところ。
前作の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」はフィリップ・ガブリエルさん訳。
その前の「IQ84」では、BOOK3もフィリップさん。
BOOK1,2は、ジェイ・ルービンさんによる翻訳でした。

そのルービンさんの英訳で、今月からは短編「バースデイ・ガール」をお届けします。

毎週日曜夜11時からNHKラジオでご案内中の「英語で読む村上春樹」

二十歳の誕生日を迎えた主人公の女性。
アルバイト先のイタリアンレストランで何かが起きる。。。?

テキストも12月号。
個人的にも毎号楽しみな表紙は…?

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そのココロは、放送を聴けばヒモ解けますよ。

以前ゲストにお越しいただいた(インタビューは今号採録)
グラフィックデザイナー菊地敦己さんによるデザインも注目です。


【渋谷でお会いしましょう】

渋谷ヒカリエでは「Shibuya Hikarie Christmas 2016 ~WONDERLAND~」展開中。
館内ではクリスマスを彩るジャズナンバー満載のスペシャル番組をナビゲートしています。
師走のショッピングの際は、お耳もぜひ拝借。

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私も近々、年内最後?の日本逆出張で買い物に行く予定です。
ああ、「自分へのご褒美」って、甘い響きだなー!

いつも、こんなチームで制作しております。

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一見ほんわかなごやか文系部活風ですが、
選曲、言葉、タイミング…お互いビシビシ意見を出し合い、
守らず攻めつつ、こだわりつつ、鋭意作っております。

ちなみに、ベルギーのクリスマスは、
6日のシント・ニクラス祭りの方が24日よりも子供達にとっては大事なんだとか。
主役は、シント・ニクラスおじさんが主役。
トナカイに乗って12月24日にやってくるのではなく、
スペインから船に乗って6日にプレゼントを持ってきます。
でも悪い子は、麻袋に入れられスペインに強制送還!という、飴とムチな設定…。

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ううむ、こんなに穏やかそうなのに。
なかなかピリッとしているおじいちゃんであります。


【今日の一皿】
娘が初めてのマクドナルドハッピーミール体験。
これだけ全部入ったボリュームある内容でした。
期待していたおもちゃは、赤青メガネ付きの飛び出すミニ絵本。

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後ろの席に座っていた小学校中学年風のお姉ちゃんは、これだけじゃ足りなかったみたいで、
お父さんがハンバーガーを追加で買いに行ってました。
頼もしい食べ盛りですね。



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ロンドンで雑貨さんぽ、リバティ本店へ。 [ベルギーでの暮らしとヨーロッパの旅]

monks are running aroundな師走です(超直訳)。

こちらベルギーもドタバタですが、元気に過ごしています。
先日、再びロンドン日帰り出張に行ってきました。

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まず何はともあれ、しっかりお仕事。

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終了。

さて、前回のロンドンでは滞在時間キツキツだったので、
パブで絶品フィッシュ&チップスをいただくのが精一杯でした。
(その時のブログはこちら

今回は、ユーロスターを一本遅い便にして、
収録後、自由時間3時間を確保しましたよ。

街を歩くためには、エネルギーをチャージせねば。
地元スタッフに教えてもらったのはレバノン料理のレストラン「Comptoir Libanais」、
お昼時には、周辺で働いている人たちで満席になるおしゃれな人気店です。

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店内の雰囲気もカラフルな雑貨やお菓子で飾られていて、
スタッフもアラブ系のお兄さんお姉さんがフレンドリー。
座っているだけで、エキゾチックな気分に浸れます。

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大好きなラム肉のラップサンドをいただきました。
いろいろなスパイスが効いていて、奥深い味わいですが、
爽やかなパセリのサラダでさっぱり。野菜もたっぷり、ヘルシーでおしゃれで美味しい。
女子会しているグループを見かけるのも納得。
つい長居したくなりますが、またゆっくりと。

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さて、お腹もいっぱいになったところで、どこへ行こうか。
いろいろ迷ったのですが、友人オススメの花柄のプリントでおなじみ、LIBERTY本店へ。

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ショーウインドウはロイヤルバレエ団とコラボレーションして、
くるみ割り人形のデコレーションが通る人たちの目を楽しませていました。
「ワオ!」と、みんな気づいて必ず写真をパシャリと。

一階(グラウンドフロアと呼ぶからややこしい)の文具売り場にも、
等身大のくるみ割り人形が。

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ウィットのきいたカードや、ラッピングペーパーや、来年の手帳など、
ときめく季節感が満載です。

ギシギシいう歴史感じる木製の階段を上がっていくと、特設のクリスマス売り場。
ここにもくるみ割り人形が…。

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この手の看板、世界のどこにいても条件反射的に体が動いてしまいます。

ひとりで旅していると、自撮りだけじゃなくて
誰かにとってもらわなきゃいけない状況にもなりますよね。
この日も「この人なら頼んでも大丈夫」的センサー発動。
スペイン人の親子にとってもらいました。
取り終わった後も、「ペルフェクト!」とご陽気。いいなぁ。

吹き抜けになっているので、上の階から見下ろすと、まさに絵本の世界のよう。

ここにもくるみ割り人形。

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浦島太郎のように、夢のような時間はあっという間に過ぎて
ダッシュで地下鉄に乗り、再びセントパンクラス駅へ。

途中、「君の名は。」が「Your name.」になっているポスターに目を惹かれたり。

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「あれ、こんなところに柴又駅の寅さん像?」と足を止めたり。

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(腹巻きは、、、していない様子。)


またクリスマス間近に出張予定ですが、さらに盛り上がってるんだろうな。

クールであたたかいロンドンでの数時間の滞在でした。


そんな街で収録してきたのは、こちら。
●NHK BS1 「挑戦者たち」

12月8日(木)午前2時〜2時10分
アイスホッケー 泉翔馬/デンマーク

アイスホッケーの強国デンマークでプレーをする、泉翔馬選手、20歳。
チーム1のスピードと巧みなテクニックが武器。
今は2部リーグでプレー中ですが、トップリーグのチーム練習への参加も許されています。
今シーズン目指すのは、トップリーグの試合に呼ばれて1試合でも出場すること。
若きアスリートの挑戦に密着します。


再放送12月8日(木)午前2時10分〜2時20分
●NHK BS1「挑戦者たち」
ハンドボール 石立真悠子/ハンガリー

ハンガリーの1部リーグでプレーする石立真悠子選手。
全日本の司令塔として活躍した彼女が目指すのは、
ヨーロッパのカップ戦での日本人初の優勝。
指導者としての夢のために経験を積む姿も追いかけます。



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初スカイプ収録&高田純次さん5分コーナー [ベルギーでの暮らしとヨーロッパの旅]

【英語で読む村上春樹】

毎週日曜夜11時からNHKラジオでご案内中の「英語で読む村上春樹」

月末は、恒例企画。
村上春樹と関係のあるゲストをお招きする「ハルキをめぐる読みの冒険」。
今回は、臨床心理士の岩宮恵子さんがご登場です。

自宅と東京のスタジオをスカイプでつないで初のインタビュー収録。
お互いのモニターで、パッと顔が映った瞬間、思わずお互いに拍手してしまいました!

いやはや、ちっぽけな私が感じているより、世界は近くなっていますね。


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(起床ジャスト1時間後…いつもに輪をかけての薄めフェイスで失礼します)

岩宮先生のご専門は思春期。

「緑色の獣」を読み解きながら見えてきた女性の深い心理とは…?

カウンセリングの現場で感じたことと、
不思議なほど重なる村上春樹の物語の関係とは?


人のこころの問題って、村上作品のように本当に多重構造ですね。
そして、そのモヤモヤを言語化することの難しさよ。

思わず「もう、先生ったら〜!」と笑ってしまう気さくな雰囲気の中、
ハッとするような深いお話をしてくださいました。

人の心と向き合うお仕事、心から尊敬します。
こんなスクールカウンセラーさんだったら、なんでも話しちゃいそう。

ご著書、「思春期をめぐる冒険: 心理療法と村上春樹の世界」も面白かった!
今生きている世界を、もう一つの違ったレンズで見直すような、
そんな気づきを与えてくれました。

思春期かー。
私もグラグラしていましたが、当たり前のことなんですね。

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(岩宮先生のインタビュー、テキストには後追い収録となります)

11月27日(日)よる11時ー
12月3日 (土)ひる12時10分ー (再放送)

初めてのスカイプ収録。
我が家の前を「カンカン!」と、
ものすごい音で走っていく路面電車の騒音が心配でしたが、案外OKでした。

今後、この方式で色々できそうな予感です。

「トライしてみましょうよ!」と提案してくれたディレクター、
「よし、前例ないけどやってみよう!」とOK出してくれたプロデューサー。
こういう現場と空気で新しいものが生まれるんですね。感謝!


番組サイトでは、前週の放送が何度でも聞けます。
あったかい飲み物と一緒にどうぞ。

高田純次のセカイぷらぷら

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ベルギーを現地レポートする5分コーナーが始まりました。
たくさんの反響、ありがとうございました!
メルシー!(ブリュッセルはフランス語)&ダンキュ!(フランダース地方はオランダ語)

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第一回目は、ブリュッセルの小便小僧にまつわるアレコレをご紹介しました。
お祭りの日には、あそこからビールが出てきて振る舞われます…って大胆な!

私も以前たまたま居合わせた時、こりゃ縁起物!と思い飲みましたよ。
ちなみにコップはその辺のお客さんたちと回し飲み。笑。

これからしばらく
毎週日曜よる9時から(私のコーナーは、純次さんの後の番組終盤)お目にかかります!

第2回目は、ベルギーの国民食を。

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お土産視聴者プレゼントもゼヒご応募ください。
(応募が来なかったら、人気ないな…と落ち込む小心者でスイマセン)

BS12「高田純次のセカイぷらぷら」
毎週日曜よる9時ー(随時再放送)


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「フランダースの犬」新しい像 [ベルギーでの暮らしとヨーロッパの旅]

「パトラッシュ、疲れたろう。僕も疲れたんだ。なんだか、とても眠いんだ…」

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東京でも初雪が降ったそうですが、
ここフランダース地方でも冷え込みが厳しい今日この頃です。

地元の友人が「フランダースの犬、好きでしょ?」と、こんな記事を送ってくれました。

12月10日(土)。
ネロとパトラッシュの永遠のふるさとアントワープ大聖堂にて、
新しい像が披露されるとか。

オランダ語なので解読難航中ですが、
毛布(タイル製)をそっとかけてあげたい気持ち、分かります。

このアントワープ聖母大聖堂(公式サイト)
私が訪れた時は、太陽光がやわらかく降り注ぐお昼前でした。

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まさに天使達が舞い降りてきそうな空間。
幼い頃に見たラストシーンが重なり
「ネロがようやく見たかったあの絵だ…」と、涙が出そうになります。

え?
この絵じゃない?

あ、そうでした。こちらです。

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早とちり感動して涙が出そうになった私のアホさ加減をお許しください。


帰り道、
大聖堂のショップ入り口わきですごいものも見つけてしまいました。
誰が作ったんだろ…?

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新しい像も見に行かねば。

太陽光を通してのステンドグラスの鮮やかな色、
どこで見ても、自然とこころが静まります。

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改めて、ハウス名作劇場って偉大だなぁ。
昭和の子ども達にどれほどの影響を与えたのでしょう。


ルーベンスもいいけど、
現役で活躍する国民的アーティスト、アレシンスキーもこの秋はぜひ。

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現在、日本初の大回顧展開催中の渋谷Bunkamuraザミュージアムの公式サイトにて、
「ベルギーで出会うアレシンスキー!」
というタイトルで、秀島ブログのこちらの記事をご紹介いただきました。

ベルギーから持ち帰ったアレシンスキー記念切手も。
会期は、12月8日(木)まで。


********************


ナレーション担当中。

11月27日(日)午前3時ー3時10分
NHK BS1「挑戦者たち」
ハンドボール 石立真悠子/ハンガリー

ハンガリーの1部リーグでプレーする石立真悠子選手。
全日本の司令塔として活躍した彼女が目指すのは、
ヨーロッパのカップ戦での日本人初の優勝。
その挑戦に密着します。



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ベルギーのモンマルトル?アレシンスキーの溜まり場に行ってきた [ベルギーでの暮らしとヨーロッパの旅]

昨夜の「高田純次のセカイぷらぷら」出演にたくさんの反響、ありがとうございました。
これから毎週日曜よる9時、ベルギーをぷらぷらしながらお目にかかります。

さて、ベルギーといえば、この秋、こんなアーティストを追いかけています。

ベルギーの岡本太郎ことピエール・アレシンスキー。

【前回までのあらすじ】

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渋谷ブンカムラで日本初の大回顧展が開催中ということで(展覧会特設サイト)、
「コレは本国でもチェックせねば!」と地下鉄のデルタ駅、
そして王立博物館(写真↑)に見に行きました。(その時の記事はこちら

地元のアレシンスキー愛をたっぷり感じることができましたが、
「彼の作品をもっと見たいなら、このお店にも行ってみたら?」と、
さらなる追加情報をゲットしました。

よし、現場に急行します!

向かったのは、
ベルギーを代表する高級チョコレートショップが並ぶグラン・サブロン広場。

土曜日のアンティークマーケットでも有名ですが、
かつて、たくさんの芸術家たちが暮らすエリアだったとか。
パリのモンマルトル的な感じ?

ここには、タンタンの作者、エルジェさんもアトリエを持ち、
マグリットもデルヴォーもウロウロしていたり、
アレシンスキーが所属した気鋭のアーティスト集団「コブラ」の溜まり場だったとか。

むむ、これは期待できます。

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教えてもらったのは、1968年開業のレストラン「 Au Vieux Saint Martin 」
(オ・ビュー・サン・マルタン)

緑と白のシェードが優雅な店構え。
ドキドキしながら中に入ると、
芸術の香り漂う、上品でオトナの雰囲気。

いたるところに飾ってあるのは、
ベルギーを代表する現代アーティスト達の作品たち。

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あの丸いの!アレシンスキーさん、ですよね?

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敷いてくれたテーブルマットも。

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パリッとした白い制服姿のギャルソンさんに、おそるおそる尋ねてみます。

「こちらのお店、アレシンスキーさんにゆかりがあるんですか?
彼の作品を見にブリュッセルに来たんですけど、王立博物館には2作品しかなくて…」

すると、穏やかな笑顔で答えてくれました。

「先代が大のアート好きでして…。
たしかアレシンスキー氏とは良き友人だったと聞いています。
あっ、今のオーナーがちょうど上にいるので、会ってみますか?」

い、今?
いいんですか?


ギャルソンさん、レジ番のマダムと相談しつつ、
何やら内線でやりとりしていましたが、
「ウイ!ここの階段を上がってね!」と、これまた笑顔で指差してくれました。


わわ、いきなりアポなしでオーナーさんインタビューが実現ですか。

冷や汗かきながら、階段を上がっていくと、
イケメン秘書さん(おそらく4代目?)が重厚な扉を開けてくれ、
迎えてくれたのは、どっしりした貫禄の現オーナーさんのアルバート・ニールズさん。


現代アートに囲まれた部屋の真ん中で、
ニコニコしながら席をすすめてくださり、
「So, what can I do for you?(さて、どんなご用件ですか?)」と尋ねてくれます。


面接みたいで焦りながら聞いてみました。
「あの、いま東京で、アレシンスキーの日本初の大回顧展が行われていまして、
氏についていろいろと調べているのです。
こちらのお店とはどんな関係があるんですか?」


ニールズさん、「ほぉ、日本で!」を目を見開き、
よくぞ聞いてくれました!と、嬉しそうに答えてくれました。

「私の父は、アレシンスキー氏と良き友人だったのです。
「コブラ」のアーティスト達を大変かわいがっていました。
宿を提供したり、ゴハンを食べさせたり、いろいろと面倒を見ていましたね。
彼らが作り出す芸術の支持者であり、一番のファンでもあったのです。

バンケットホールにもたくさん飾ってるから、ご案内しましょう!」


と席を立つので、慌てて後を追います(でもちゃんとドアは開けてくれる)

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すごい、その辺にゴロゴロ置かれています。
壁にも、床にも。

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廊下にも。


ニールズさん:
「父は早くからアレシンスキーの才能を見抜いていました。
彼から新作を手に入れると、それまで店内に飾っていた他のアーティストの絵を外して、
一番良いところにアレシンスキーの作品を飾ったものです。

地元の常連さんから、「一体なんなんだこの絵は?」とクレームが来ようと、
「いやいや素晴らしい作品だから!」と、決して譲らなかったんです。

だって、芸術作品というものは、人々にその真価がわかってもらえるまで、
30年、40年、それ以上と、長い時間がかかるものですからね…(と、ウインク)」


素敵なお話だなぁ。
こういうサポーターを持つことができた芸術家は本当に幸せですね。

ニールズさん:
「メニューも、ほら、見てください。」

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「このお店のは、ドートルモンが表紙だけど、
もう一軒のAu Grand Forestierのメニューはアレシンスキーの作品なんですよ。

アレシンスキー氏が、日本の書道に影響を受けたのはご存知ですよね。
そうそう、日本といえば、思い出すなぁ…

(ここから回想モードで以下続く)

このレストランは、1970年の大阪万博のベルギー館でも全面協力したんですよ。
ベルギーの国民食であるフライドポテト用のじゃがいもがなかなか確保できなくて。

マクドナルドが日本に上陸する前の話ですよ。
そうそう、当時の皇太子殿下も食べに来てくださったなぁ…(遠い目)。

どうぞ今日はゆっくりしていってくださいね。」

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出てくるエピソードすべてに歴史を感じる、貴重な出会いでした。

別れ際、握手をしながらニールズさん
「店内に東京での展覧会のポスターを貼りたいから、何枚か送ってくださいね!」
と、茶目っ気たっぷりにリクエストいただきました。


もちろんです。
またお持ちしますね!


ちなみに。
こちらのお店の芸術的な名物料理は、「フィレ・アメリカン」。
ミンチ肉にスパイスを混ぜ込んで作ったタルタルステーキ。

ベルギーを代表する名物料理ですが、初代オーナーシェフが考案したとか。

地元の上品そうなマダム&紳士や、
いかにも洗練された感じのビジネスマンが
エレガントに(&嬉しそうに)ボリュームたっぷりのお肉と格闘していました。
アレシンスキーさんや、その仲間も、食べさせてもらっていたのかな?

このお店が守り続けたレシピと、伝統と、芸術。
ベルギーらしいあたたかさ、面倒見の良さ、優しさ。
たくさんの想いで胸がいっぱいになりました。

ありがとうございました。

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はー、緊張した。

帰り道。
またとない嬉しい出会いのお礼参りとして、
このエリアのシンボル的存在、
ノートルダム・デュ・サブロン教会にも立ち寄りました。

中心部の喧騒からすこしれた教会の中では、静寂そのもの。

見上げれば、圧巻のパイプオルガン。

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そして、ステンドグラスから差し込む色彩に息を呑みました。

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同じ色を目にして、アレシンスキーやその仲間たちは、何を感じたのでしょうか。



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ナレーション担当中。

NHK BS1「挑戦者たち」
11月22日(火)午前2時00分~ 午前2時10分
11月27日(日)午前3時10分~ 午前3時20分 (再放送)

「金丸悠~レーシングドライバー/スペイン」

レーシング・ドライバーの金丸悠選手は4歳でカートレースを始め、
将来は「F1ドライバー」になると決めていた。
13歳で単身ヨーロッパに渡り、さまざまなカートレースに出場。
17歳でカートレースの世界最高クラスで日本人初の優勝を飾り、
翌年、フォーミュラー・デビュー。もはやF1まであと一歩…。
走り続ける金丸選手の挑戦に迫ります。




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